ベルト蛇行(片寄り)調整
使用中にベルトの蛇行(片寄り)が発生した場合は、次の手順でチェック・調整してください。
事前のチェック
(1) フレームの曲がり、レベル等のチェック
フレームに曲がり・レベルの不良、ねじれなどがある場合は、修正してください。
(2) ドライブ側板の位置のチェック
ドライブ側板の位置がずれていないかチェックしてください。ずれている時は左右のドライブ側板の位置・寸法を正しく合わせてください。
[注]ドライブ側板の左右の位置がずれていると、ベルト蛇行(片寄り)に非常に大きく影響します。輸送途中でずれる場合もありますので、納入時に必ずチェックしてください。
(3) プーリのゴミ付着のチェック
ドライブプーリ、ヘッド・テールプーリなどを点検し、ゴミが付着しているときは除去・清掃してください。
(ドライブ下カバーをはずして点検してください。)
(4) 片荷・横荷重のチェック
ベルトに片荷・横荷重がかかると蛇行しますので、ご注意ください。
(5) 蛇行レスタイプ (SCV、SHV形等)の場合のチェック
ベルト裏面のV形桟が各プーリの溝からはずれて乗りあげていないか点検してください。
(センタドライブ方式の場合はドライブ下カバーをはずして点検してください。)
(6)ベルト蛇行状態のチェック
ベルトの蛇行調整を行う前に、現在の蛇行状態をチェックしてください。最初にゆっくりコンベヤを運転しながら次の各部を基本の位置に戻してセットし、しばらくコンベヤの運転を続けてベルト蛇行状態がどのようになるかを確認してください。
a.テークアップ装置の左右の位置・寸法を同じに合わせる。
b.ヘッドおよびテールのプーリをフレームに直角に正しくセットする。