ベルトの張り方(テークアップ)
使用中にベルトが緩んだ場合は、ベルトを張ってください。(これをテークアップといいます。)
※ベルトの張り方の要領は、「ベルトの張り具合について」をご参照ください。
ヘッドドライブ方式のベルトの張り方(テークアップ)
●フレーム厚30mmの場合
テールプーリ受け具(※①)のフレーム取付ボルト(※②)(1本/片側)を左右ともゆるめ、受け具下端部の溝の中のテークアップボルト(※③)をスパナで回し、受け具と共にテールプーリを外に張り出すようにしてベルトを張ってください。このとき左右のテークアップボルトの移動長さが同じになるように交互に少しずつ張ってください。ベルトを張った後はプーリ受け具のフレーム取付ボルトは再び締付けて固定してください。
●フレーム厚60mmの場合
テールプーリ受け具(※④)のフレーム取付ボルト(※⑤)(2本/両側)を左右ともゆるめ、受け具側面の穴の中のテークアップボルト(※⑥)をスパナで回し、受け具と共にテールプーリを外に張り出すようにしてベルトを張ってください。このとき左右のテークアップボルトの移動長さが同じになるように交互に少しずつ張ってください。ベルトを張った後はプーリ受け具のフレーム取付ボルトは再び締付けて固定してください。
センタドライブ方式のベルトの張り方(テークアップ)
ドライブユニットのテークアップ用ノブ(※⑦)を左右とも右回りに回すとベルトは張られていきます。このとき左右のテークアップ用ノブの移動長さが同じになるように交互に少しずつ張ってください。
ベルトの張り具合について
ベルトはあまり張り過ぎないようにしてください。ドライブプーリとベルトがスリップしない程度に張れば、ベルトは動きます。
※ベルトの張り過ぎは、モータの過負荷・ベルトやプーリの寿命の低下などの原因になりますのでご注意ください。(ラギングプーリの場合、ベルトがスリップすると異常音がでます。)
ベルト張り具合の目安 |
||
呼称ベルト幅 |
ベルト張り具合(%) |
|
〜200 |
≒ |
0.2 |
250〜600 |
≒ |
0.15〜0.1 |
600〜1000 |
≒ |
0.1 |
0.2Kw以上の場合は、+0.1%とします。
長機長用(機長6mを超える場合)テークアップユニットの調整方法
●ヘッドドライブ方式(ロングテークアップユニット)
テークアップ側板(※①)のフレーム取付ボルト(※②)(4本/片側)を左右ともゆるめ、側面のテークアップボルト(M6)(※③)をスパナで回し、受け具と共にテールプーリを外側に張り出すようにしてベルトを張ってください。このとき左右のテークアップボルトの移動長さが同じになるように交互に少しずつ張ってください。ベルトを張った後は、テークアップ側板のフレーム取付ボルトは再び締付けて固定してください。
●センタドライブ方式(中間テークアップユニット)
(1) 先ず、ドライブユニットのテークアップ用ノブ(※④)を一旦いっぱいに緩めます。(左回し)
(2) 次に中間テークアップユニットのテークアップ用ノブ(※⑤)を左右とも右回りに回しベルトを張ります。このとき左右のテークアップボルトの移動長さが同じになるように交互に少しずつ張ってください。
(3) 最後にドライブユニットのテークアップ用ノブ(※④)を右回りに締めてベルトのたるみを取ります。このとき同時にベルトの蛇行調整も行ってください。