リングラー サージ電圧について
サージ電圧とその対策
モーターローラ電源を電磁接触器等で直に高頻度(秒単位)で ON/OFF させると、モータ巻線は都度高いサージ電圧(注1)を受けることになり、巻線の絶縁がそのストレスを蓄積してゆき、ついには絶縁破壊を起こしレアショートに至ります。また、サージ電 圧が電源ラインを通じて他の機器に侵入することにより、電子部品を破壊したり、機器の誤作動の原因となることがありますので、 必要に応じた処置を行ってください。
注1)モータ・トランス・電磁弁などの内部にコイルをもつ電気機器は、電源をOFFする際に大きな電流変化が生じ、この変化によって同時にサージと呼ばれる大きな電圧変化が生じます。
無接点リレー(SSR)を使用する
無接点リレー(SSR)では、電源のON/OFF 切替が0V時に行われるため大きな電流変化が発生せず、
サージ電圧を抑制することができます。
※ご使用の際は、漏れ電流にご注意ください。
サージアブソーバを使用する
サージアブソーバはアークキラーまたはサージキラーとも呼ばれ、有接点制御の場合に用いられます。