ベルトの交換
ベッドドライブ方式のベルト交換
1. 脚をコンベヤから外してください。外せない場合は、ドライブユニットのチェーンカバーと反対側の片側の脚取付ボルトをすべて外してください。
ベルト取り外し用脚(オプション)付の場合は、オプションをご参照ください。
2. リタンローラが付いている場合は、すべて外してください。
3. テールユニットのテークアップボルトを緩めてください。
ベルトゆるめ装置(オプション)付の場合はオプションをご参照ください。
4. チェンカバーと反対側の側板(C)を外してください。
注)ドライブが、片持タイプ・横出タイプの場合、側板(C)が付いていませんので、この作業は、ありません。
5. フレーム端部のテール(または、ヘッド)プーリを外してください。
SC形は、プーリ押えブロック取付ボルトが、上面に付いているサラボルトを外しプーリを上に持ち上げてください。
6. ベルトを横に引き抜いて、交換してください。
7. 再組立:外した部品を逆の手順で取付てください。
センタドライブ方式のベルト交換
1. 脚をコンベヤから外してください。
(外せない場合は、ドライブユニットのチェーンカバーと反対側の片側の脚取付ボルトをすべて外してください。)
2. リタンローラがある場合はすべて外してください。
3. テークアップ用ノブを左回りに回しベルトを緩めてください。
(ヘッドドライブ方式の場合はテールユニットのテークアップボルトを緩めてください。)
4. ドライブ板側の片側を外してください。
※(1)ドライブ下カバーを、側面の蝶ボルトを緩めて外してください。
※(2)ドライブ側板の片側(チェーンカバーと反対側)の取付ボルトをすべて外してください。
※(3)ドライブプーリ軸受(またはプーリ調整板)取付ボルトを外してください。
[注]
・センタドライブ方式の場合、スナブプーリ軸受取付ボルトは外さないでください。
・ドライブ板側の位置はあらかじめ印をつけておき左右の位置がずれない様にしてください。
5. フレーム端部のテール(またはヘッド)プーリを外してください。
6. ベルトを交換してください。
7. 再組立:外した部品を逆の手順で再びセットし、ベルトを張り、蛇行調整を行ってください。
[注] 交換するベルトの長さ進行方向・直線状態などを事前に確認しておいてください。
<ドライブプーリ軸受の再取付け時の注意>
ドライブプーリ軸受を再取付けする際、軸受のセットスクリューの穴の位置を右図のように反対側の軸受の穴の位置と合わせて取り付けてください。(セットスクリューが緩んだ時締め付けが容易です。)
<オプション>ベルトゆるめ装置・ベルト取り外し用脚
1:ベルトゆるめ装置
ノブボルト(両側)をゆるめ、尾部をはね上げると、簡単にベルトがゆるみます。
2:ベルト取り外し用脚
ノブボルトを下、上の順にゆるめ、コンベヤを少し持ち上げながら脚ブラケットを右に回してください。
取付時は、コンベヤを少し持ち上げてブラケットをもとに戻し、ノブボルトを上、下の順に締めてください。
テールプーリの外し方
●ヘッドドライブ方式
・フレーム厚30mmの場合
テールプーリ受け具(※①)の上部のプーリ押えブロック固定ボルト(※②)を六角レンチで緩め、プーリ押えブロック(※③)を上側に外してください。 プーリは上に外れます。
・フレーム厚60mmの場合
テールプーリ受け具(※④)の側面の取付ボルト(※⑤)を六角レンチで外し、プーリ押えブロック(※⑥)を上側に外してください。プーリは上に外れます。
[注] 小径プーリタイプの場合
SMHE、SHEV、SMHM、SHMV形などの小径プーリタイプの場合は、上記「フレーム厚30mmの場合」と同様の操作でプーリは上に外れます。
●センタドライブ方式
・フレーム厚30mmの場合
テール(ヘッド)プーリ受け具(※⑦)の上部のプーリ押えブロック固定ボルト(※⑧)を六角レンチで緩め、プーリ押えブロック(※⑨)を上側に外してください。プーリは上に外れます。
・フレーム厚60mmの場合
テールプーリ受け具(※⑩)の側面の取付ボルト(※⑪)を六角レンチで外し、プーリ押えブロック(※⑫)を上側に外してください。プーリは上に外れます。