コンベヤ総合カタログ【LS14】

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281グラビティ　 ホイールコンベヤの選定■フレーム内幅・列間寸法の選定搬送物の外形寸法に合わせて、フレーム内幅を選定します。ソロバンホイールコンベヤ1.一般的にカーブがないストレートのみの時は、搬送物底面の幅＋50mm以上のホイール内幅が最適です。＜A図＞2.カーブ部が1ケ所でもある場合は、右表より選定してください。3.パレットを使用する場合や、準ずる時は、搬送物の底面幅以下のホイール内幅でも、フレームに搬送物が接触しなければ、さしつかえありません。シングルホイールコンベヤ1.搬送物の幅以下に、列間寸法（W）を決めます。＜B図＞列間（W）の目安＝搬送物幅×0.6～0.82.列間の調整は、ストレートのみできます。列間（W）の調整範囲＝160・240・320・400・480・560・720・800・880・960カーブの場合は2列と3列の2種ありますが、列間調整はできません。3.2列だけでなく、3列・4列にも並べることができます。＜C図＞ソロバンホイールコンベヤフレーム内幅の決定：　　　　mmシングルホイールコンベヤ列間寸法（W）の決定：　　　　mmホイールコンベヤは、軽量持ち運びが容易にできる経済的なコンベヤです。豊富な機種の中から、搬送物や用途及び使用条件により、最適な機種を選定してください。■ホイールピッチと脚支持ピッチの選定1.ホイールピッチ（P）は、搬送物の底面長さと1個当たりの質量から決まります。・搬送物はホイール1列当たり（ソロバン・シングルコンベヤ共）常時4個（3ピッチ）以上で受けるピッチにします。・またホイール1個当たりにかかる強度が許容負荷以下になるようにします。2.脚支持ピッチは搬送物質量をm当たりに換算し、許容負荷以下になるようにします。・特にシングルホイールコンベヤは、コンベヤ2列の基準許容負荷と比較して、計算で求めた値の方が小さくなる機種と列数及び脚支持ピッチを選定します。ホイールピッチの決定：　　　　mm脚支持ピッチの決定：　　　　mmコンベヤ接続部にも、脚は取付けられます。・90°カーブは必ず3ケ所で支持します。■機長の選定ホイールコンベヤは、一般的にポータブル用として、簡単に取外しができるラインに使用することが多くみられます。1.基本は、ローラコンベヤと同じですが、特にシングルホイールコンベヤは、形状から機長構成を変えてあります。2.一般的にカーブ部を除いて標準最大機長（m）　ライン長さ（m）　＝必要台数で計算し端数を乱尺機長のコンベヤとします。例：ライン長さ7.2m……●ソロバンホイールコンベヤは7.2m ＝3m機長が2台、1.2m機長を1台 3m●シングルホイールコンベヤは　7.2m ＝2.4m機長が3台（片側）2.4m■自走勾配の選定ホイールコンベヤは、一般的に回転部質量（kg）がローラコンベヤと違い軽いため、ホイールは軽く回転します。1.そのためローラコンベヤより自走勾配は小さくてすみますし、ローラコンベヤでは流れない軽量物でもホイールコンベヤでは流すことができます。2.自走勾配は搬送物の底面の状態・材質・質量などによって変わりますが大体の目安は右表のとおりです。WB+10搬送物搬送物■A図■B図W搬送物■C図PPP搬送物（ソロバンコンベヤは千鳥状）（シングルホイールコンベヤは、単列と千鳥状ピッチの2種）最小長さLPPPPPPPPP3.0m2.0m1.5m3.0m2.4m1.8m形式表示略号ソロバンホイールコンベヤスチール製アルミ製樹脂製標準機長（）シングルホイールコンベヤスチール製アルミ製樹脂製（）CES形のみ勾　配角　度4°3°2°1°ダンボールプラスチックスチール706050403020103.0m2.0m1.5m3.0m2.4m1.8m形式表示略号ソロバンホイールコンベヤスチール製アルミ製樹脂製標準機長（）シングルホイールコンベヤスチール製アルミ製樹脂製（）CES形のみ勾　配角　度4°3°2°1°ダンボールプラスチックスチール搬送物質量（kg）1002030405070605040302010250300350400450500550600650700750800850［カーブがある場合のフレーム内幅選定表］搬送物の長さ50200300400500600700100150200250300350400450500550600搬送物の幅例：幅250mm、長さ500mmの搬送物のフレーム内幅は400mmとなります。グラビティホイールコンベヤの選定